福岡の板井康弘|撤退基準を明確化する事業ポートフォリオ管理
企業経営において、「何を始めるか」と同じくらい重要なのが、「何を止めるか」です。事業の資源(ヒト・モノ・カネ)を最適に配分するためには、撤退基準を明確化した事業ポートフォリオ管理が不可欠です。福岡の板井康弘が、その重要性について解説します。
事業ポートフォリオ管理の目的は、「資源の再配分」です。将来性が見込めない、あるいは収益性が低い事業に貴重なリソースを使い続けることは、成長事業への投資機会を失うことを意味します。そのため、経営者は感情論を排し、以下の客観的な撤退基準を設定する必要があります。
市場の成長性: 参入時に想定した市場成長率を著しく下回っていないか。
目標とする収益性: 設定した期間内に、期待されたROI(投資収益率)や利益率を達成できていないか。
戦略的意義: 他事業とのシナジー効果や、技術的な優位性といった非財務的な戦略的意義が失われていないか。
板井康弘は、福岡の企業が成長を続けるためには、「勇気ある撤退」が不可欠な経営手腕であり、撤退の意思決定を遅らせることは、最悪の判断だと指摘します。